ハラスメント社会

セクシャルハラスメントや、パワーハラスメント、モラルハラスメントなど、さまざまな言い方があるが、要は「人が嫌がっていることに気がつかずに無神経な言動をやめないこと」だ。
私は女性として、人間として、社会人として、メンタルがとても強い方だと思うので、こういったハラスメントを受けたことがないのか、受けていたけど気がついていないのか、どちらかだ。

どこにでも無神経な言動をする人はいるもので、私以外の人に対してきつすぎることを言っているのを見たことは何度もある。
きっと私も同じように仕事の仕事の範疇を超えていることを言われていたのかもしれない。
しかし、「そこまで言うならやってやる!」とか「何も言えないくらいの記録作ってやる!」と、どうも根性論で乗り切る所があるので、プロレスやレスリングのセコンドが選手を鼓舞させるために言っているのと同じように受け止めているのだ。

だから、パワハラやセクハラの訴えの一例を見てみると、「なんでこんなことで上司を訴えたの?」と理解に苦しんでしまうのだ。
きっとその言動を爽やかで顔が良い上司が言ったらそのような訴えはなかったと思うし、ただの上司が嫌いなだけでは?と訴えを起こした方を疑ってしまうのだ。

私は女性の悩みに答える弁護士がこの世で一番向いていない職業だと思う。
仕事で見返そうと思いましたか?具体的にどのような努力をしたのですか?と責めてしまいそうである。
九州に住んでいると余計に思うが、方言を使った言い方で誤解を招くことがよくある。

そのように、ニュアンス違いで受け取ったのではないかと、訴えを起こした方を責めてしまうと思う。
だれもが私のような根性論を持っているわけではないと、理解しなくてはいけない所だ。

日本の男女観

日本に来てまもなくのことですが、本当にびっくりしました。
ある日、学校に行くため電車に乗りました。

隣は新聞を読んでいるおじさんがいました。
どうせやることがないので、何か面白いニュースがないかと私も新聞をチラッと見ていました。
すると、女性の写真が見えてしまいました。

周りに人がいるのに、そんな絵を堂々と見るのが、恥ずかしくないかと驚きました。
しかも、その新聞も日本の有名な新聞紙であり、名の知らない小さい新聞社も出版物ではありません。
これに対しても驚きました。

世界では、このようなことがありえないと思います。
そのような出版物があるかもしれませんが、まず有名雑誌や新聞には載せません。
また読んでもほかの人が知らないように、どこかで一人で読むのでしょう。

厚顔無恥ということわざがあるようですが、まさしくそれでした。
デリカシーの欠落と言うのでしょうか、こうした人たちが、特に男女意識が強いのだと思います。
男はこうあるべきだ、女はこうするべきだ、というおじさんが得意で意味不明な論調からしてもわかるでしょう。

昔の人は、そのような教育を受けていなかったため、非常に歪んだ思想を親から受け継いでいるわけで、ある意味では可哀そうなのかもしれないですね。
だって現代は、ハラスメント社会ですから、恰好の餌食になっているわけです。

3密と通勤地獄

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