高校球児たち

先日、高校野球連盟のホームページに、今度プロ野球入りを希望する選手の一覧がアップされた。
夏の高校野球大会を沸かせた選手達である。
どの球団を希望しているのか分からないが、彼らが希望するところに指名してもらえ、望んでいたプロ野球入りを果たせることを祈る。

もちろん大学進学をしたり、社会人野球を経験してからプロ入りを目指す子達も多くいることだろうと思う。
野球をやめると決めた子も、それこそたくさんいるだろう。
でも、どの選択にしても、私は心から敬意を払いたいと思う。
高校最後の年というのは、今後の進路を決める重大な年であるのはみんないっしょである。
そんなプレッシャーのかかる時に、それこそまさに今後の人生を(おおげさでなく)左右する決断を下すことが、どんなに大変なことだろうか。
同じ頃の自分を振り返ってみると、大学受験で死に物狂いだったとはいえ、とりあえず大学に入ってしまえば何とかなるだろうと、どこかのらりくらりとしていた気持ちがある。
でも、高校球児たちの決断というのは、何と言うかちょっとレベルが違う。
生活と、プライドと、今までやってきたものの全てのものが懸かってきている気がする。
野球に限らず、スポーツで次のステップに進もうとしている場合はみんな一緒である。
そんな重大な決断を、18歳という若さで下すこと。
もしも自分だったら、考えすぎて怖くなって逃げ出してしまいそうだ。
だから、私には出来ないことをしてきた、そしてしていこうとしている高校球児、スポーツ選手たちのことを、私は本当に尊敬している。
そして勝手ながらに勇気をもらっている。
どうか彼らが幸せな道をつかめますように。
そう思わずにはいられない。

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