ブラック企業

「ブラック企業」という言葉が浸透しつつある昨今。
私が以前働いていた会社でも、かつて横行していたサービス残業が、全面的に禁止となりました。
実際、私もサービス残業をしていた時期があります。

以前は「ブラック企業」という言葉なんてありませんでした。
いつから流行りだしたのかいまいちよくわかりませんが。
今や、「サービス残業が多い」イコール「ブラック企業」という図式が成り立っています。

サービス残業のしすぎで過労死、なんてよく新聞の社会面でも見かける時代です。
私の場合は会社に強要されていたわけではなく、自らしていた残業なので、精神的に追い詰められるようなこともありませんでした。
しかし、サービス残業が社会問題になりつつある昨今、本社の意向で全面禁止となりました。

なんだかどんどん時代が変わってしまって、昔はこうだったのに、ああだったのに、と口にする機会が増えたような気がしています。
年寄りくさいのであまり言わないようにしていますが。
昔は当たり前だったサービス残業が、今はタブーとして認識されているわけです。

私は理不尽で過酷な労働を強いられるような会社には勤めたことがありません。
しかし、周りの友人から「その会社大丈夫?」というような話を聞くことはあります。
世間的に「ブラック企業」と言われるようなところって、私が知らないだけできっとたくさんあるんだろうな、と思います。

ただ単に私が鈍いだけで、実は今働いている会社も「ブラック企業」だったりして。
とかのほほんと思っているうちは多分大丈夫だと思います。
今春、初めて社会に出る新社会人の方々は、「ブラック企業」に当たったりしませんように、と他人事ながらお祈りしています。

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