後悔のススメ

学校を卒業して社会に出てから十数年経ちましたが、普段仕事をしていて思うことがあります。
学生と社会人との違いは、責任感だと思います。
ひとたび社会に出れば、一人前の社会人としてそれ相応の責任感を持たなければならなくなります。

もちろん学生でも責任感を持つことは必要です。
ただ、責任の重みが違うのです。
労働に対する対価としてお給料をいただくわけですから、課された仕事はしっかりとこなさなければなりません。
とはいえ、体調を崩して仕事に穴を開けることはありますし、思うように仕事がうまくいかないこともあります。
私自身も何度も体験してきました。
誰にでもあると思います。
そんな時、責任感の強い社会人はどうするのか?
思いっきり後悔するのです。
少しの後悔ではなく、思いっきり。
反省の色が濃ければ濃いほど、人は成長します。
そして、二度と失敗を繰り返さない為に努力します。
まさに、失敗は成功のもと。
実はこれは、私の勤めている会社の社長の口癖なのです。
失敗は誰にだってある。
問題は、失敗したあとどう行動するか。
失敗したら、後悔しろ!
初めて社長の言葉を聞いてから、少しの失敗でも思いっきり後悔するようになりました。
そうすると、嫌でも責任感が強くなっていきます。
責任感が強くなると、自然にレベルの高い仕事ができるようになっていきます。
難しそうで簡単なことです。
私でも実践できているのですから、誰にでもできると思います。
後悔という言葉にはなんとなくネガティブなイメージがありますが、自分を成長させるための後悔はどんどんした方がいいと私は思います。

言って後悔言わずに後悔どっちがいいか

私の友人で直感タイプがいます。
何でもその場で口や態度に自分の思いを出してきます。
私はそんな友人は分かりやすいし、人間として表裏のないまっすぐな素敵な性格だと思っています。

私の様に思う人もいれば、逆に「大人げない」という印象を受ける人もいるようです。
友人は「よく自分は爆弾を踏んでしまう」と言っています。
周りの空気が読めずに、冷めた雰囲気でも自分の思いを出してしまい、後々、後悔するそうです。
私は言わずに後悔することの方が多いので、言って後悔するのか、言わないで後悔するのかどちらがいいのかわかりません。
でも、友人が隣で自分の意見を堂々と述べているとすごくかっこよく見えます。
確かに、友人のことを苦手と言う人もいますし、好かれることばかりではないと思います。
ただ、自分ができないことをやってのける友人の心の強さに私は惚れ惚れしてしまいます。
どうしたらあのようにはっきりと自分の思いを相手に伝えることができるのでしょう。
考えていることが分かりやすい分、私も友人と絡む時には表裏なく話すようにしています。
そして、その分私も友人の性格になったような錯覚をするのですが、そのくらい気を使わずに付き合えるのです。
そして、私の主人もそのようなタイプです。
仕事ではそうはいかずに、ストレスがたまるそうなのですが、プライベートではオブラートに包むことなくはっきりと物事を言います。
一緒にいて気分がいいのですが、マイナスの部分を言われる時もその分ダイレクトに伝えてきますので、凹んでしまう時もあります。
自分の意見をしっかり持っている分、はっきり伝え、反論されてもしっかりと説明できる意思の強さを私も身につけたいと思います。

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