残業中に思うこと

仕事が終わらず、夜遅くまで会社に一人で残って残業をしていると、なんだかとても情けない気持ちになってきます。
その日じゅうに終わらない気配があれば、益々気が滅入ってきます。
夜中の周りに誰もいないという環境がそんな気持ちにさせてしまうのでしょう。

そんな状況で残業をしていても、精度の高い仕事は出来ず、結局やり直したりして、更に時間をロスしてしまうんですよね。

この仕事は自分がやり遂げなければならない、という気持ちがあるでしょうが、私たちはひとりではありません。

きっと、日本の中だけでも、同じような気持ちでパソコンや資料の前に向かっている人がいるのではないでしょうか。
世界のどこかでも、自分の目の前の問題に落胆しながらも、なんとかやり遂げようと奮闘している人は沢山いるはずです。

そして、よく周りを見渡してみると、自分のすぐそばに、仕事の状況を報告する人や、自分の悩みを打ち明けられる人や、今日はこんな一日だったと話せるような人など、誰かしらいるのではないでしょうか。

私たちは、これまで沢山の人たちと関わって、今まで生きてきました。
沢山の困難も乗り越えて解決してきたはずです。

先日、雑誌のインタビューで女優さんが「私よりもスタッフの方々の方が過酷なので、弱音は吐いていられません。あんなに寒い撮影を経験したのだから、今回は大丈夫、とか、あんな膨大なセリフを寝ずに覚えたんだから、今回は余裕だろう、とか、辛かった経験があるので、それが自信につながっています」と答えていました。

それを読んで、さすがだなぁ、と感心してしまいました。
周りを見ていられる人、自分だけが辛いんじゃないと分かっている人は、やはり大成するのですね。

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