相手から信頼を得る方法
多くの人が、周りから信用され、信頼され、頼ってもらいたいと思っているのではないでしょうか。
私も、そう強く思ううちの一人です。
仕事で、顧客や上司、同僚、後輩から信頼してもらいたい。
プライベートでは友達や恋人、家族に信頼してもらいたい。
でも、実際にはどうしたら、信用され、信頼してもらえるのか分からない人も多いのではないでしょうか。
私は、相手との約束を守る、ということがシンプルかつとても重要ではないかと思います。
単純なことですが、しっかりと守れている人はどれぐらいいるでしょうか。
ビジネスの場では、例えば、「今日中に資料をメールで送付します」と約束をし、それを守るということは、当たり前のことに思えます。
でも、それを必ず守っている方はどれぐらいいるでしょうか。
忙しいからといって、ついつい翌日の朝になってしまったり、している方もいるのではないでしょうか。
奥様に「今日は20時に帰る」と朝、約束をして、それをきちんと守っているでしょうか。
どんな簡単な約束でもいいので、したら必ず守るようにしましょう。
そうすれば、コツコツと信頼を得てゆけるはずです。
もしも約束が守れないことが事前に分かった場合には、必ず分かったらすぐに相手に事情を伝えて謝りましょう。
恥ずかしながら、私もいつもこのようにはできているわけではありません。
しかしながら、小さな約束も、必ず守ると心がけた結果、信頼を得られた経験があり、それは自信にも繋がっています。
「相手との約束は守る」。
とてもシンプルですね。
聞く力と信頼感
先日、日経ビジネスアソシエ前編集長渋谷 和宏さんの公演を聴くチャンスがありました。
テーマは「聞く力」でした。
「聞く力」に必要な要素は、相手の波長に合わせる、知識を身につけるなどいろいろありました。
その中で一番印象的だったのは、「沈黙に耐える」ということでした。
私などは沈黙になると気まずさで何か話さないと、とどうにかしようとしてしまいますが、それは大変な間違いなんだそうです。
沈黙になるとき、相手はその話題について考えていることが多いので、最低でも30秒は待ってあげることが必要で、これを心がけてあげると良い関係性で話せるのだと渋谷さんの経験談を話して下さいました。
考えている最中に、違う話題にされたり、話しかけられたりして思考を停止されると、相手は不快感を持ってしまい、その相手への信頼感を失くしてしまうこともあるそうです。
編集者で例えると、頭の回転がいいけれど、沈黙に耐えることができないインタビュアーと、何も考えてないが、相手のペースに任せて沈黙に耐えられるインタビュアーだと、インタビューを受ける人から信頼される場合が多いのは後者だとおっしゃっていました。
ただ、沈黙している方の時間はあっという間ですが、沈黙を待っている方は、時間がすごく長く感じられるんですよね。
とにかく沈黙は見極めが大切だということがわかりました。