防火訓練

先ほど、ニュースのポータルサイトのトップニュースで、地域の防火訓練中に小学生4人を含む10名がやけどを負ったという記事が掲載されていた。
空の一斗缶のような容器の中に燃えるものを入れておいて、消化器の使い方をレクチャーしながら何人かずつで消すという訓練。

火の勢いが弱かったために、消防団員がアルコールを増やそうと容器に注ぎ入れた瞬間に、その消防団員と周りの10名もやけどをしたという。
10人の中の二人は重傷だが命に別状はないそうだ。

しかし、地域の訓練ということは、だれにでも今後ありえることだと考えただけでゾッとする。
自治会や学校単位で行う行事に関して保護者として関わることが今後あるだろう。
そのときにこのような事故が起こってしまったら、自分は動くことができるのか非常に不安である。

10m先にいた人までやけどを負い、一部報道では3mもの火柱が立ったという。
やけどを負った女児に水をかけて、やがて救急搬送された。
このような事故を見ると、命を預かるような催しをする際には、最善の安全策を講じなければいけないと痛感するのだ。

夏休み中は、子どもと一緒に過ごす時間が多く、地域の住民とのふれあいが子どもにとっても楽しい時間である。
自分が親であれば、今後同じような防災訓練を行うところに子どもを参加させたくない。
参加したとしてもかなり遠くから眺めていると思う。

それではどのように消火器を使っているのか子どもに覚えさせることができないのだ。
また今後は、火を使わずに消火訓練を行うことが増えてくると思うが、シミュレーションだけでは本当に火事に遭ったとき、予想以上に火の手が回るのが早くてびっくりしてしまうだろう。

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