心の病気と向き合う
日常生活を送る中で、落ち込むことや嫌な気持ちになることがあれば、気持ちがとても沈んで元気がなくなるということは、普通は誰でも経験することでしょう。
しなしながら、例え深く落ち込んでも、また何か楽しいことや嬉しいことがあれば、気持ちが晴れたり、時間が経てば気持ちもまた元通りになるのも、普通のことですね。
それが、物事に対して無気力になり、意欲が失せてしまい、何もする気が起こらない状況がずっと続いてしまうのは、心の病気、うつ状態です。
うつ状態は、不眠や食欲不振も伴い、日常生活を送る上で大きな支障をきたすようになります。
うつ病は誰にでも起こりうる病気であり、「気持ちの問題」などではありません。
女性なら5人に1人、男性なら10人に1人が、一生のうち一度はかかる病気だそうです。
私も社会人になってから、うつ病で長期間休職していたことがあります。
うつ病の基本的な治療は、休むことと、薬です。
お医者さんと相談して、自分に合った薬を飲みましょう。
薬の相性だけでなく、お医者さんとの相性も大事だと私は思います。
病院に行って、余計に気分が辛くなるようであれば、病院を変えてみましょう。
また、うつ病は再発率が高いです。
私も何度か再発しました。
もしかしたら、一生付き合っていかなくてはならないこともあるかもしれません。
薬をお医者さんに無断でやめたり、自分の判断で治ったと思い通院をやめることは危険です。
休職中の方は、職場復帰を焦るのも良くありません。
一人で問題を抱え込まずに、周りの人たちに相談することを習慣づけることは、再発を防ぐ重要なポイントになってきます。
周囲と本人が、正しい知識を持って、焦らずに治療をしていくことが大事です。