野外フェスで過ごした極寒の夜
私は音楽が好きで、特に邦楽ロックを好んで聞いています。
年に数回、各地で野外フェスが行われますが、好きなアーティストが出演するときはよほどの理由がない限り行っています。
お酒を飲んで、好きな音楽を聞いて、本当に楽しい野外フェス。
しかし、野外フェスで辛いのは、夜です。
1日目だいたいのステージが終わったらホテルに戻るとか、地元のフェスで家に帰れる距離とかならいいのですが、オールナイトで参戦の場合。
フェスはだいたい春~夏にかけて行われることが多いですが、冷え込む夜もあります。
北海道のフェスに参加した時は、かなり冷え込みました。
事前に気候などを調べて防寒対策をしていったつもりでしたが、もう何をしても寒い!
夜中、ホッカイロを体中にベタベタ貼りまくり、寝袋にくるまって凍えながら一晩過ごした思い出があります。
ただでさえアウトドアを苦手とする私にとって、野宿は本当にきつかったです。
一緒に行った友人も「寒い~、寒い~」と念仏のようにブツブツ言っていました。
少しでも寒さを防ぐために、寒空の中友人とおしくらまんじゅうをして過ごしました。
そんな中、凍えながら夜中に見たあるバンドのステージで。
ボーカルの人が「寒いね~。でも寒い中しんどい思いして見たライブって、絶対忘れられない思い出になるから!楽しんで行ってね!」というようなことを言っていました。
本当にその通りで、あの夜震えながら見たライブは忘れない思い出となりました。
会場が港に近く、夜風が本当に冷たくて辛かったけど、それでも懲りずに今年も行く予定です。
毎年の苦行のおかげで年々防寒対策のレベルが上がっていると自負していますが、今年はさらにアウトドア用品店で高品質の防寒グッズを揃えて、万全な体制で臨みたいと思っています。